サピックス 授業動画 理科6年生 H63-01 電気のはたらき

サピックス

理科の動画「電気のはたらき」を見ました。

複雑な回路が出てきますので、オームの法則を使って、全体の抵抗と電圧を出せば電流が分かります、少し難しいですが、しっかり学びましょう!

おかし
おかし

このあたりは昔は中学で習った気がします、最近の小6の問題は難しいです!

  

動画を見る前にしておくこと

「科学の図鑑」と「科学の眼」を読んで、「クロスワードパズル」を解きましょう

◆基礎を固めたい場合◆

①デイリーステップ【2】~【6】を解きましょう
②デーマ【1】~【3】を読みましょう
③確認問題【3】【4】【5】【7】を解きましょう

◆さらに挑戦したい場合◆

①確認問題【8】【9】を解きましょう

構成

1.コアプラス確認テスト・デイリーチェック
2.今回のポイント
3.確認問題(確認3,4,5,7)
4.確認問題(確認8,9)
5.今回のまとめ
6.学習のすすめ

1.コアプラス確認テスト・デイリーチェック

コアプラス

水溶液の特性は覚えておきましょう

液性溶質の状態におい
石灰水アルカリ性固体
アンモニア水アルカリ性気体
食塩水中性固体
塩酸酸性気体(塩化水素)
炭酸水酸性気体(二酸化炭素)
水酸化ナトリウム水溶液アルカリ性固体
重そう水アルカリ性固体
アルコール水中性液体
ホウ酸水酸性固体

(9)一定量の水酸化ナトリウム水溶液に塩酸を加えていく場合です。はじめは水酸化ナトリウムの固体が残りますが、塩酸を加えていくと食塩が増えて固体の量が増えます。中和すると、食塩の量が変わらず、グラフが横ばいになります。これは塩酸は気体が溶けているので、たくさん加えても中和以降は固体が増えないからです。
(10)化学反応の比を使って、何がどれくらい余るか、算出できるようにしましょう。増加量が少ない倍率に合わせます。

デイリーチェック

1⃣
ろうそくの問題です。(3)空気中に含まれる酸素は約21%です。これを用いて酸素量を確認します。(4)二酸化炭素ができるということは炭素がある、ということです。金属などは二酸化炭素がでません。

2⃣
酸化できずにどれだけ余ったか、銅紛と銅の粒、の違いを確認しましょう。(1)銅:酸素:酸化銅=4:1:5、となりますので、これを用いて計算します。(3)銅の粒は銅紛より、空気に触れる表面積が少ないです。

2.今回のポイント

電圧、抵抗、から電流を求めます。レベルが上がりますが、基本は変わりませんので、しっかり理解しましょう。オームの法則です。

電圧:乾電池などが電流を流す働き

抵抗が一定の時電圧と電流は比例します。
 ・乾電池を直列に増やす→電圧は大きくなる
 ・乾電池を並列に増やす→電圧は変わらない

抵抗:電流の流れをさまたげるはたらき

電圧が一定の時、抵抗と電流は反比例します。
 ・豆電球を直列に増やす→抵抗は大きくなる
 ・豆電球を並列に増やす→抵抗は小さくなる

抵抗と電圧から電流を求める

電圧と抵抗を出して、電流を求めることができます。複雑な回路になると、この考え方が簡単になりますので、こちらでも解けるようにします。複雑な場合は、抵抗を分けて考えます。抵抗1と抵抗1/2の場合、全体は足し算をして2分の3となります。電圧が1なので、これより、電流が3分の2,と分かります。このように、抵抗と電圧から電流を求めれるようにしておけば、複雑な回路がとても解きやすいです。

3.確認問題(確認3,4,5,7)

確認【3】

10個の回路すべての電流を豆電球や乾電池や電流計に書きましょう。③電流が分かれている場合は電流の道筋を考えます。
紙面の解答にも詳しく記載ありますが、その解答になるまでの考え方を動画ではわかりやすく説明がありますので、こちらで基本を確認しておきましょう。

確認【4】

回路がショートしているかどうか、確認します。①は電池が逆向きでつながっているので豆電球が光りません。②電流が一部逆向きになっています。③並列部分で電流が回ってショートします、④同じ様に豆電球に電流が通らずショートします。⑤右上の豆電球には電流がながれません⑥真ん中の豆電球には電流が流れず、ショートします。⑦真ん中の豆電球には電流は流れませんが、他の4つは光ります⑧電流が大きすぎて、フィラメントが溶けてしまいます⑧電流が小さすぎて光りません

確認【5】

各回路の電流の量を確認しましょう。(1)電流の道筋が2つあります。上側の道筋では電流2、真ん中の道筋では電流は1なので、乾電池には電流が3、となります。(2)電圧は2,抵抗は3なので、電流は3分の2、となります。各乾電池の電流は3分の1,となります。

確認【7】

電球が一つ壊れた場合、で考えます。②は抵抗を計算します、左の抵抗は2分の1,右の抵抗は1、併せて抵抗は2分の3、となります。Aの豆電球が切れてしまうと、①では回路が切れるのでB,Cは光りません。②はAが切れると、B,Cの直列になります、Bは電流が増えるので明るくなり、Cは電流が減るので暗くなります。③Cだけ変わらず光ります。④も同じですね。

4.確認問題(確認8,9)

確認【8】

抵抗の考え方を使えば比較的簡単に考えることが出来ます。アは抵抗は1です。イは抵抗は2分の1で電流は1です。ウは抵抗2、電流は2分の1です。エは抵抗は2分の3で、電流は3分の2となります。ケは1/2+1/2=1の抵抗、とわかります。コは、2+1/2=2と1/2の抵抗です。サは1/2+1/2+1=2の抵抗、となります。これらから、各電流が簡単に出せますね。

確認【9】

ブラックボックスです。一度は取り組んでおきましょう。比較的特徴のある結果から考えます、この場合は【5】に注目してみましょう

【1】AとB→光らない
【2】BとC→光らない
【3】BとD→光らない
【4】AとC→光る
【5】AとD→【4】より明るく光る 

【5】は乾電池2個の直列つなぎ、と予想できます。直列つなぎになるブラックボックスの中身は2パターンありますが、これを他の条件に当てはまるかどうか確認して解き進めます。ショート回路にならない様に考えましょう。

5.今回のまとめ

電流計の基本を押さえましょう、下記の赤字部分は覚えておきましょう。

電流計のしくみ

・電流の大きさの単位は、A(アンペア)、mA(ミリアンペア)で、1A=(1000)mAです。
・はかりたい部分に対して(直列)につなぐ
・初めに使う端子は(5A
・+端子(赤色)は電池の()極側に、-端子(白色)は電池の()極側につなぐ
・電流計は(電磁石)の性質を利用した道具で他にもばねや永久磁石が入っている

オームの法則を用いた計算

この法則を利用して問題を解きましょう。

オームの法則

電流=電圧÷抵抗

6.学習のすすめ

♦基礎を固めたい場合♦

①デイリーステップ【1】を解いてデイリーチェックの複数を行いましょう。
②ポイントチェック【1】~【3】を解きましょう。
③確認問題【1】【2】【6】を解きましょう
④ポイントチェック【4】【5】を解きましょう。

◆挑戦したい場合♦

①デイリーステップ【1】を解いてデイリーチェックの複数を行いましょう。
②ポイントチェック【1】~【4】を解きましょう。
③確認問題【1】【2】【6】【10】~【13】を解きましょう
④発展【1】を解きましょう。
⑤ポイントチェック【5】を解きましょう。
⑥コアプラスと理科資料の関連項目を見ましょう。

まとめ

オームの法則になると、一気に理科の電気の単元がレベルアップしました。とはいえ、大きな考え方はそんなに今までと変わらないので、苦手意識をもたずに取り組むようにしましょうね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。
下記に他の動画解説のページもありますので、紹介させてください。
参考になるとうれしいです。

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