理科の動画「蒸散と植物のつくり」を見ました。
植物の呼吸や光合成は、葉の気孔から行われますよね、蒸散です。蒸散は根から道管経由で、水を吸って、孔辺細胞に囲まれた気孔で水を出します。比較実験のさわりの説明もありますね。道管・篩管・形成層・維管束、と覚える言葉たくさんありますけど、、、、、頑張りましょう!
維管束は人参を輪切りにすると見れますよ
構成
1.デイリーチェック
2.テーマの解説
3.理科の図鑑
4.学習のすすめ
1.デイリーチェック
昼の長さを出して、その真ん中が南中時刻です。日の出と日の入りを足して2で割るのも覚えておきましょう。午前、午後、を付けるか付けないかは、問題に従いましょう。お昼の12時は午後0時、夜中の12時は午前0時です。南中時刻は東の方が早いです。南中高度は90°-緯度、となります。南緯、北緯を付けるようにします。23.4°を夏至の日は足します。地面は温まりやすく冷めやすいです。百葉箱の特徴です、白は光を反射するからです。北向きなのは、扉を開けた時に直射日光が温度計に当たらないようにするため、です。アブラナ科ではないのはハクサイです。ハナアブはハチの擬態をしています。
2.テーマの解説
・植物のからだのつくり
・蒸散のしくみ
・蒸散の実験
ポイント① 蒸散の役割
植物が水を蒸発させて捨てる、のが蒸散です。水の役割は下記です。
・養分を運ぶ
・光合成の材料
・からだを支える
蒸散の役割は下記です。
蒸散の役割
・根から水の吸収を助ける
・体温の調節
蒸散は、洗濯物が乾きやすい時と似ています。洗濯物が乾きやすいのは、日差しが強い、気温が高い、風が強い、湿度が低い、がありますが、これと同じ条件だと、蒸散も行われやすいです。体の中の水分量が少ない場合は、蒸散は抑えて行われます。
ポイント② 蒸散のしくみ
植物にビニール袋をかけると、内側が白く曇るのは、水滴が原因です。塩化コバルト紙(水に反応して赤色になる)でも確認できます。葉の裏の方が塩化コバルト紙が赤くなるので、葉の裏側の方が蒸散が良く行われています。葉の裏に、気孔が多くあるからです。表側にも気孔はありますが、裏の方が多いです。孔辺細胞が変形して気孔が開閉します。ハスは、気孔は表側に多いです、裏側は水に触れているためです。気孔が無い植物は水草です、水中にいるので気孔が不要となります。蒸散量は湿度が上がると少なくなります。
ポイント③ 植物のつくり~茎と葉のつながり~
水を吸い上げている植物を確認する実験では、水を赤い色水にしておきます。色水をビニール袋で覆っても、中につく水滴は赤くならないです。アスパラガス(単子葉類)とブロッコリ(双子葉類)を色水につけておいて茎を切ると染まる部分がちがいます。維管束という管の集まりが、バラバラにあるのが単子葉類、並んでいるのが双子葉類です。維管束には根から吸い上げた水や肥料が通る道管、と、葉で作った栄養分が通るのが篩管、です。レンコンの穴は空気穴です。道管は茎の内側にあります。
ホウセンカを赤い色水と青い色水を別々に吸わせると、花びらは、赤と青に分かれます。道管は混ざりません。
葉の表側は道管、裏側は篩管、が通っています。篩管に流れている液を煮詰めて甘くしたものがメイプルシロップです。
双子葉植物には、形成層、があります。人参を輪切りにするとみえますね。形成層は、茎を太くする役割があります。木の年輪もそうですね。単子葉類は無いので、細い茎が多いです。
葉の表側はさく状組織となって、隙間なく細胞が並んでいます。裏は、海綿状組織でスカスカです、気孔などがあります。
ポイント④ 蒸散の実験~蒸散量の計算~
試験管の中に植物を差して、水が減る量を調べます。水面から水が蒸発しないようにするために、水面に油を浮かせます。ワセリンをぬると、気孔がふさがり、水が蒸発されなくなります。葉の両面にワセリンを塗っても水が減るのは、蒸散は茎からも行われているからです。動画では、実験の説明を表に書いて分かりやすく説明があります。
油を浮かべるのを忘れた場合の実験の考え方の説明があります。忘れた場合は、水面からも蒸発することも考えます。
サボテンは気孔の開き方を夜に開くことで、乾燥地帯を生き抜いています。昼に二酸化炭素を蓄えて、夜に光合成しています。面白いですね。
3.理科の図鑑
植物の冬越し、です。冬の花は、鳥などに花粉を運んでもらったりします。種で冬越しするのはアサガオ・ヒマワリ・ヘチマなどです。葉で冬を越す植物もあります、春に花を咲かせます。葉っぱを地面に広げた状態である、ロゼット、で冬を越す理由は、日に当たりやすいようにするためですね。ダリヤやユリ、はイモのような球根の状態で冬を越すことをします。サクラ、トチノキ、モクレン、は木で冬を越します、落葉樹です。サクラの芽は丸いのは花、尖っているのは葉が入っています。トチノキの実はネバネバしています。
まとめ
覚える事多かったかもですが、中学試験にも出ることも多いので、早く覚えちゃいましょう。お野菜の話も多かったので、親しみやすかった内容かもですね、身近に触れて、体験したほうが覚えやすいですよ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
下記に他の動画解説のページもありますので、紹介させてください。
参考になるとうれしいです。
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