サピックス 授業動画 理科5年生 530-21 水溶液の性質②

2022年理科5年

理科の動画「水溶液の性質②」を見ました。

化学反応について学びます、中和反応も大事ですね、中和する時の比率を考えて解いたりもします。科学式の初めの一歩の学習となりますが、イメージをもって覚えることと考えることを分けて解き進めましょう。

おかし
おかし

身近なところにも化学反応がありますよー

   

構成

1.コアプラス
2.デイリーチェック
3.テーマの解説
4.理科の図鑑
5.学習のすすめ

1.コアプラス

1等級と6等級は100倍違います1等級と2等級は2.5倍の違いがあります。シリウスはー1.5等級の白色の一番明るい星です。オリオン座のリゲルは青白色とベテルギウスは赤色です。オリオン座の三ツ星は真東から上って真西に沈みます、春分・秋分の太陽と同じ動きです。ベテルギウスの方がリゲルより長く見えます。新月から満月まで15日で12時間、南中時刻が遅れます。地球の自転は1日で360度、4分で1度です。北極星の高さは緯度と同じです。

2.デイリーチェック

1⃣
50gの物体が浮いているということは、浮力は50gです。沈んでいるのは50㎠です。物体の体積は100㎠となります。ばねばかりが30gなら浮力は20gとなります。

2⃣
糸がたるんでいるので、すべて台はかりで支えられています。動画では氷を沈めていく時をグラフに書いた説明があります、大切な考え方なので、確認してみましょう。記述問題は密度について記載して答えましょう。

3.テーマの解説

化学変化(化学反応)です。金属と水溶液の反応や、中和反応、について学びます。

ポイント①ー1 金属と水溶液の反応~塩酸とアルミニウムの反応~

塩酸にアルミニウムを加えると、泡が激しく出ます、気体が発生しています、水素が発生しています。水素は、燃えます(可燃性)。燃えると水(水蒸気)が発生します水素は最も軽い気体です。水素は水に溶けないので、水上置換法で集めるのが良いです、水上置換法は集めた量が目で見てわかり、空気と混じりませんアルミニウムが残ったということは、塩化水素が無くなった、ということです。初めは激しく反応するのは、熱が発生して化学反応の速度が上がったからです。反応し続けて反応が静かになるのは、アルミニウムの表面積が小さくなってきたこと、および、塩酸が薄くなってきたことが理由です。最終的に反応が止まります。塩酸の量を少なくすると、アルミニウムが残る量が多くなります、グラフとしては、発生する気体の量が半分になり、穏やかに反応が進みます。塩酸には銅が溶けません水酸化ナトリウム水溶液は鉄と銅が溶けません。塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の違いは鉄を入れると分かりますね。水酸化ナトリウム水溶液で亜鉛を溶かすには、熱を加えて濃い水酸化ナトリウム水溶液だと解けます。亜鉛は5円や500円玉です。
反応が終わった後の液体を蒸発させると白い固体が残ります。アルミニウムと違う物体が残ります

ポイント①ー2 金属と水溶液の反応~塩酸と鉄の反応~

塩酸と鉄は反応します、黄色い固体が残ります塩化水素+鉄→塩化鉄+水素、となります。蒸発皿に残ったのは塩化鉄です、これが黄色い固体です。水素は気体となって出ていきます。動画では模式図で、化学反応を説明してくれています、最後に塩酸が余るところまでの説明があるので、是非確認してみましょう。

ポイント②ー1 中和反応とは?

酸性とアルカリ性を混ぜる反応です、塩(えん)が出来ます。

酸性 + アルカリ性 → 塩(えん) +水

  例) 塩酸 + 水酸化ナトリウム水溶液 → 食塩(塩化ナトリウム) + 水

塩(えん)は中和反応で出来るものの総称になります。濃さが違ったり、量が違うことで中和したり、どちらかが余ったりします。炭酸水と石灰水で白く濁るのも中和反応です。炭酸水+石灰水→炭酸カルシウム+水となります、炭酸カルシウムは水に溶けなく白く濁ります。酸性と中性が合わさるので、食塩は電気を通します。じゅうそうはアルカリ性です。動画では、模式図の粒で表しての説明があります。 

ポイント②ー2 中和反応のようす~塩酸に水酸化ナトリウム水溶液を加える場合~

塩化水素〇+水酸化ナトリウム×→食塩、の反応を簡素化して考えてみます。塩酸に水酸化ナトリウムを徐々に加えていくと、塩酸が多い時は、食塩になって酸性のままです。ちょうど反応させると、食塩のみの中世になります。更に水酸化ナトリウムを加えると、アルカリ性になりますが、固体として余るのは食塩と水酸化ナトリウムになります。よく出る問題なので、しっかりと学習しましょう。

ポイント②ー3 中和反応のようす~水酸化ナトリウム水溶液に塩酸を加える場合~

先程とは逆に、水酸化ナトリウム水溶液に塩酸を加えていきます。初めはアルカリ性で、食塩と水酸化ナトリウムが余っている状態です。更に塩酸を加えて中性になると食塩のみになります。さらに塩酸を加えると酸性になります、固体としては食塩しか残りません、塩化水素は気体となって逃げていきます。

ポイント③ 中和反応の計算

計算問題の演習です。塩酸10㎤と水酸化ナトリウム水溶液20㎤を反応させると中性になり、食塩が1gできる、という条件で考えます。塩酸10㎤に水酸化ナトリウム40㎤加えると、食塩は1gのままでアルカリ性になります。塩酸20㎤と水酸化ナトリウム水溶液20㎤では酸性になります、食塩は1gできます。塩酸20㎤と水酸化ナトリウム水溶液40㎤では、食塩は2gでき、中性となります。これらの液体にアルミニウムと鉄を加えると、上記の液体ではアルミニウムはアルカリ性と酸性の液体にとけますが、鉄は水酸化ナトリウム水溶液には解けないので、上記の酸性の液体にしか溶けません。このあたりの液性について、何が余って何が溶けるのか、等は理解しておきましょう。

4.理科の図鑑

花粉と種子です、マツとスギとトウモロコシは風媒花です、雄花と雌花に分かれています。松ぼっくりの中に種が入っています。マツとスギは裸子植物、トウモロコシは被子植物です。虫媒花は花がキレイです、ユリなどは虫に花粉が付きやすくなっています、花びらは3枚です。ユリは単子葉植物です。鳥媒花もあります。分け目や昆布は胞子で増えます。オナモミを参考にしてマジックテープが作られました。タンポポも被子植物です。ヤドリギは他の植物に寄生します。スミレはつぼみのままが多いです、アリと共生しています。タンポポの綿毛がガクが成長したものです。

まとめ

様々は水溶液の性質がありますが、いくつかのグループに分けて覚えるようにしちゃいましょう!算数の比、がこの理科でも出てきます。算数ほど難しくはないとはいえ、問題の質が違いますので、しっかりと解けるようにしましょう。

   

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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