理科の動画「中和」を見ました。
以前に学習した中和の学習内容より難易度はもちろん上がっています。グラフの読み取り、比例などの算数力は当たり前で、混ぜた量で、今、何性なのか?とか、どっちがどれくらい余ってるか、とかの把握が試されます。基礎を踏まえたうえで臨むようにしましょう。
5年後半からは、新たな単元というよりも、総合的に理解しないといけないことが多いです。
内容
中和反応のおさらい
酸性+アルカリ性→塩+水 ※「えん」です、「しお」じゃないです。
塩酸+水酸化ナトリウム水溶液→食塩(塩化ナトリウム)+水
炭酸水+石灰水(水酸化カルシウム=消石灰)→炭酸カルシウム(水に溶けない、白く濁る)+水
元素記号的な学習もあります。水がH2Oくらいは知ってていいのかもしれません。
中和計算の基本
塩酸xgと水酸化ナトリウム水溶液ygで食塩がzgできます、を前提として、片方が増えたら、減ったら、を考えてる練習問題を詳しく説明してくれています。どちらかが過剰にある場合、どうなるか、を考えていきます。
塩酸が余っていたらアルミニウムも鉄もとけるけど、水酸化ナトリウム水溶液が余っているなら、アルミニウムはとけるけど、鉄は溶けない、なども以前の基礎知識が必要です。もちろん、反応して水素が出ます。
「中和する塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の量」が分かった上で、次は、どちらが何g余るか、を比例倍を用いて解いていきます。
中和計算を表をもとにして計算
BTB溶液がどう反応するか、は基本なのでおさらいしておきましょう。
酸性→黄色、中性→緑、アルカリ性→青
塩酸に、どんどん水酸化ナトリウム水溶液を加えていく場合
中和すると食塩ができます。その後も水酸化ナトリウム水溶液を加えていくと、水酸化ナトリウム水溶液が過剰になります。その状態で蒸発させると、水酸化ナトリウムが個体として残ります。食塩と水酸化ナトリウムが残ることを考えるようにします。よって、余りの水酸化ナトリウム水溶液の量も考えましょう。実際にグラフを書いてみて、食塩が中和していくグラフの傾き、中和する点、水酸化ナトリウムだけが増えていく傾き、を理解します。少し応用として、濃度を求めて、変えてた場合、なども、詳しく説明してくれています。
水酸化ナトリウム水溶液に、どんどん塩酸を加えていく場合
大きな違いは、塩酸が余っても、塩酸は期待(塩素)が溶けているので、蒸発させても、個体として残らない、ことが水酸化ナトリウム水溶液との違いです。グラフとしても、最初から、個体として、水酸化ナトリウム水溶液に水酸化ナトリウムが溶けているので、ゼロから始まらないです。また、濃度を変えてグラフを書いていくのですが、一度、お話を聞くと、とても分かりやすいので、動画をお勧めです。
理科の図鑑
社会性昆虫のミツバチです。
・はちみつは、赤ちゃんに食べさせるとダメですよ、とかも説明有ります。ボツリヌス菌がはちみつに含まれる可能性があるので、を赤ちゃんは分解できないからなんですね
・ミツバチの巣は、たべれるんですねー、昔はみつろう、として、油的にも使用していたとか。
・ミツバチの巣は各セルに分かれていて、六角形の形をしていますね、丸でも四角でもないです。これは、丸だと、スキマが出来ちゃうから、余計に巣の材料が必要、四角だと、上とか横からの圧力に弱い、ということで、六角形なんですって。ハニカム構造、として、人間の建築材にも使用されているすごい構成なんですね。
・蜂球(ほうきゅう)でスズメバチをやっつけます。肉食のスズメバチをやっつけるために、熱で蒸し殺すんです、、、でも自分たちの見方もダメージを負います、、、なかなか切ない・・・
・女王バチのみの食べるローヤルゼリーです、ローヤルゼリーは、はちみつや花粉を材料に、働きバチの体内で作られるんですって。普通のミツバチははちみつとか花粉とか食べるんですって。
・養蜂は西洋ミツバチを使用しています。日本ミツバチは、違う所に移住したりするので、飼いにくいそうです。
構成
1.コアプラス
2.デイリーチェック
3.テーマの解説
4.理科の図鑑
5.学習のすすめ
1.コアプラス
滑車、輪軸の問題です、滑車の重さはないです、滑車に三角形を書き加えて考えますが、重さと動いた長さを掛け合わしても求まります。どれが動滑車か、は、手をはなすと落ちるものが動滑車です。紐1本が5か所で支えています。輪軸は鉛筆削りやねじ回しなどです。三角形の比を用いて考えます。体積と重さで密度が分かります。水の中だと、押しのけられた水の体積の重さ分だけ浮力が働きます。
2.デイリーチェック
1⃣
比較実験です。比べたい部分以外の他条件が変わっていないものを探します。コイルの巻き方、電流の流れる方向をみて、右手を使ってN極S極を求めます。コイルの中の磁力線の向きも確認しておきましょう。
2⃣
ベルの問題です。ベルをたたく部分が引っ張られて1度鳴ります、が、電流が流れなくなってばねの力で戻されて元の位置に戻ります、戻ると、また電流が流れて1度鳴ります、これを繰り返しています。
3⃣
針葉樹と落葉樹です。広葉樹、常緑樹、なども理解しておきましょう。春の七草です、現在と呼び方が違うものに気をつけましょう。
3.テーマの解説
・中和のおさらい
・中和計算
→塩酸、水酸化ナトリウム水溶液の量を計算します。
・表やグラフの読み取り
→中和している部分などを読み取れるようにします。
ポイント① 中和反応
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜると、食塩と水ができます。炭酸水と石灰水(水酸化カルシウム:消石灰)を混ぜると白く濁ります、炭酸カルシウム(水に溶けない→白く濁る)と水ができます。
酸性+アルカリ性 → 塩(えん) + 水 ※熱もでます
動画では原子を粒に表して分かりやすい説明がありますので、是非確認しておきましょう。
ポイント② 中和計算(基本)
例題では、塩酸10㎤に資産化ナトリウム水溶液20㎤を加えると中性になり食塩が2gできた、とした問題です。表にまとめながら解き方を教えてくれています。塩酸20㎤、水酸化ナトリウム水溶液20㎤だと、塩酸が10㎤余るので、食塩は2gできて酸性です。次に、塩酸10㎤、水酸化ナトリウム水溶液40㎤を混ぜると、食塩は2gでアルカリ性ですが蒸発させると水酸化ナトリウムも出てきます。次に塩酸20㎤、水酸化ナトリウム水溶液40㎤を混ぜると、食塩は4gで中和します。上記混ぜ合わせた水溶液にアルミニウムと鉄を加えると、塩酸が残っている水溶液は鉄もアルミニウムも溶けて水素が出ますが、水酸化ナトリウム水溶液が残っている水溶液はアルミニウムしか溶けません、水素もアルミニウムを加えた時だけ出ます。
次に塩酸30㎤、水酸化ナトリウム水溶液50㎤を加えた場合を考えます。中和反応から、塩酸は3倍、水酸化ナトリウム水溶液は2.5倍なので、足りないほうに合わせて考えます。つまり食塩は5g、できます。塩酸は2.5倍した25㎤だけでよく、5㎤あまっているので、酸性、となります。
ポイント③ー1 中和計算~表をもとにした計算~
自分で中和条件を探します。塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜて固体が出来ても、この固体が何かは分かりません。塩酸の量を変えずに、徐々に水酸化ナトリウム水溶液を増やしていくと、出来た固体の増える量が途中で変わります、これは中和反応が途中で無くなった(塩化水素がなくなった)を分かります。その後に増える量は水酸化ナトリウムになります。ので、中和反応する塩酸と水酸化ナトリウムの量が分かります。
混ぜ合わせる時は、足りないほうに合わせます。水酸化ナトリウム水溶液が余る時は、食塩と水酸化ナトリウムが固体として残りますので、気をつけます。混ぜ合わせた水溶液をさらに混ぜ合わせるときは、余ってる同士でさらに反応するケースがあります。
ポイント③ー2 中和計算~グラフを用いた計算~
動画では表で今まで計算していたのをグラフ化しています。水溶液の濃さを変えて考えます。水酸化ナトリウム水溶液が2%だった場合から4%にしてみて考えます。固体の量が変わりますので、注意が必要です、塩酸を増やしていった場合は、中和してそれ以上加えても、固体は増えません。自信のない人は動画で確認してみましょう。しっかりと説明して頂けていますので、確認しておくことをお勧めします、分かりやすいですよ。動画では最後に問題がありますので、是非、確認の意味も込めて解いてみましょう。
4.理科の図鑑
ミツバチです。社会性昆虫です。女王バチがいます。6角形の部屋を巣に作ります。隙間ができないし強度が強いです、ハニカム構造です、飛行機などにも使われています。完全変態です。スズメバチは天敵です。巣を守るために蜂球をつくって熱でスズメバチを殺します、日本ミツバチが蜂球を作ります。ミツバチはダンスで意思疎通します。太陽の方角も分かります。はちみつは凍りません。女王バチはローヤルゼリーを食べて女王バチになれます。みつろうとして、ろうそくにも利用されていました。
まとめ
化学反応を覚えて置いたうえで、グラフや表から中和反応を読み取って、比を使って計算する、といろいろすることが求められますが、まずは、基本的な問題から解けるようにしましょう、6年生になっても何度か学びますので、その時に知識を深めることができればよいと思いますよ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
下記に他の動画解説のページもありますので、紹介させてください。
参考になるとうれしいです。
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