理科の動画「植物のはたらき②」を見ました。
今まで学んできたことを総合的にまとめてくれるので、大変助かります。問題の解き方も分かりやすく解説あります。有胚乳、無胚乳から、蒸散、光合成まで、きちんと確認しましょう。
今までの学んできたことを整理して、問題を解いていきましょう!
動画を見る前にしておくこと
「科学の図鑑」と「科学の眼」を読んで、「クロスワードパズル」を解きましょう
◆基礎を固めたい場合◆
①デイリーステップ【2】~【6】を解きましょう
②デーマ【1】~【3】を読みましょう
③確認問題【3】【5】【6】【7】【11】を解きましょう
◆さらに挑戦したい場合◆
①確認問題【9】を解きましょう
構成
1.知識力総合確認テスト・デイリーチェック
2.今回のポイント
3.確認問題(確認3・5・6・7・11)
4.確認問題(確認9)
5.今回のまとめ
6.学習のすすめ
1.知識力総合確認テスト・デイリーチェック
知識力総合確認テスト
コアプラスを確認しておきましょう。
(1)光の屈折の確認します、水から空気へ進む場合、境界面に近づくように屈折して進みます。空気から水に進む場合、境界面から離れるように屈折して進みます。
(2)音の問題です、どっちが振動しているか、再確認しましょう。振動しやすい方が高い音がでます。何が振動してるかをか考えます。
★棒で叩くとガラスのコップが振動します
→水が少ない方が、ガラスのコップが振動しやすいので高い音
(水が多いと重たいので振動しにくくなる)
★吹いて音を出すと空気が振動します
→空気が少ない(水が多い)方が、空気が振動しやすいので、高い音
(3)てこの計算は回転力でも解けるように確認しましょう。
デイリーチェック
1⃣
基礎問題です、胚の部分はしっかり押さえましょう。子葉の枚数と、無胚乳種子、有胚乳種子、の関係を押さえます。ほとんどの双子葉植物は無胚乳種子です、双子葉植のカキ、オシロイバナ、ホウレンソウが例外で有胚乳種子です。青字は無胚乳種子、赤字は有胚乳種子になります。
子葉が2枚 | 子葉が1枚 | 子葉が3枚 |
---|---|---|
ヒマワリ、ダイズ アサガオ、タンポポ アブラナ、ヘチマ カキ | トウモロコシ チューリップ ムギ | マツ |
2⃣
比較対照実験についての問題です。温度がそろっている、空気がそろっている、など各実験の条件を表に書き出して考えるようにしましょう。
3⃣
発芽の条件がそろっていても、1つの種子だけで実験してしまうと、その種子がたまたま発芽しない場合がありえてしまいます。
2.今回のポイント
植物の体(根、茎、葉))の役割を押さえます。
根
根の先端付近では、根毛(表面積を広げ効率よく吸収)、成長点(細胞分裂が盛ん)、根冠(丈夫なつくり)、を覚えます。単子葉植物はひげ根、双子葉植物は主根と側根、です。根の役割は、水に溶けた肥料などを吸収する役割があります。サツマイモは根に養分を蓄えます。動画では根の先端の図があります。単子葉植物と双子葉植物の違いも確認します。
茎
茎の役割は、根からの肥料分などや、葉の光合成で作成した養分などの通り道の役割です。ジャガイモは茎に養分を蓄えます。動画では茎の中の様子の説明があります。形成層(茎を太くする・単子葉植物にはありません)、表皮、師管(葉で作られた養分を運ぶ、内側)、道管(水や肥料分を運ぶ、外側)があります。道管と篩管を合わせて維管束、と言います。茎の断面図では単子葉食粒には維管束がバラバラに配置されていますが、双子葉植物では形成層に沿って維管束が配置されています。
葉
光合成の役割があります。葉緑体が多いです。気孔(気体の通り道)で蒸散、呼吸しています。
玉ねぎは葉に養分を蓄えます。表側の葉緑体は柵状組織、裏側は気孔が多く海綿状組織です。
図では道管が師管より太いことが分かります。気孔の横に孔辺細胞(葉緑体あり)あります。
単子葉植物(平行脈)と双子葉植物(網状脈)の違いも確認しましょう。
3.確認問題(確認3・5・6・7・11)
確認【3】
ホウセンカは双子葉植物です。蒸散により放出された水蒸気が水滴に変化したことで、白くくもります。袋で包むと、水蒸気が空気中に逃げないので全体の重さは変化しません。蒸散の役割を理解して、さかんになる時を把握しておきましょう。蒸散の役割は、植物の体温調整、水分の調整、肥料分の効率を良くする、があります。
確認【5】
比較対照実験です。BTB液の変化も覚えておきます。呼吸と光合成のどっちが多い量か、を、BTB液の色で把握します。呼吸が多いと黄色になります。光合成で酸素を作っても液の色は変わりません、が引っ掛けですかね。
条件 | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
植物 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
光 | 〇 | 〇 | × | △ |
BTB | 緑のまま | 緑→青 | 緑→黄 | 緑のまま |
確認【6】
蒸散の計算問題です。今回は残った水、が記載ありますので、蒸散した水の量を計算します。葉の裏、表、茎、の蒸散量を求めます。裏の方が蒸散量が多いことが分かりますよね、表を書いて整理して、赤字部分を出せるようにしましょう。
条件 | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
残った水の量(㎤) | 76 | 80 | 94 | 98 |
蒸散した水の量(㎤) | 24 | 20 | 6 | 2 |
葉の表 | 4 | × | 4 | × |
葉の裏 | 18 | 18 | × | × |
茎 | 2 | 2 | 2 | 2 |
確認【7】
グリーンカーテンです。つる性の植物です。つるになるのは、アサガオ、ヘチマです。光エネルギーがあるので、光合成、と分かります。気体は気孔を通ります。気孔が出す気体は、蒸散(水蒸気)か呼吸(二酸化炭素)か、を考えます。
水 + 二酸化炭素 →(光が当たると・・・)→ デンプン + 酸素 です。
二酸化炭素は気孔から吸い込まれまれ、酸素も気孔から出ていきます。
すだれよりもグリーンカーテンは、蒸散による気化熱があるので、スダレより涼しくなるんですって!短所は、手間がかかる、虫が集まるなどもありますね。。。。
確認【11】
光合成の実験です、手順など理由を理解しておきましょう。一晩暗室に置いておく理由、、、わかりますよね、これは葉の中にもともとデンプンがあったのか、光合成で作られたのか、が分からなくなるからです。一晩おいておくと、葉の中のデンプンをすべて使われて、光合成だけで作られたデンプンを測ることができます。
比較対照実験でわかること、わからないこと、をおさえましょう。中和反応、えらべましたか?
条件 | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
葉緑体 | 〇 | × | 〇 | × |
光 | 〇 | 〇 | × | × |
デンプン | 〇 | × | × | × |
(4)④では
石灰水(アルカリ性) + 炭酸水(酸性) → 水 + 炭酸カルシウム
下記は我が家の備忘です。
4.確認問題【9】
準備された実験だけだと足りないので、追加で実験を考えます。難しい問題ですが、しっかり読んで取り組みましょう。下の図の右半分は自分で埋めることが出来ましたか?
実験 | 実験前 | 実験後 | 比較 | A 作った + | B 使った - | C 運ばれた - |
---|---|---|---|---|---|---|
実験1 | 51 | 55 | +4 | 〇 | 〇 -4 | 〇 -17 |
実験2 | 51 | 46 | -5 | × | 〇 -4 | 〇 ? |
実験3 | 51 | 72 | +21 | 〇 | 〇 -4 | × |
追加 | 51 | 47 | -4 | × | 〇 -4 | × |
5.今回のまとめ
この単元は、比較対照実験、の理解となります。動画では、黒板で条件説明があるので、それを表でまとめれるかどうか、の確認があります。自信が無い場合は、一度は取り組んでおきましょう。
赤文字を埋めれるようにしましょう。
次に、蒸散量を調べる実験、です
A:そのままの枝
B:葉の表にワセリンをぬった枝
C:葉の裏にワセリンをぬった枝
D:葉を取り去り、葉のついてた部分にワセリンをぬった枝
部位 | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
葉の表 | 〇 | × | 〇 | × |
葉の裏 | 〇 | 〇 | × | × |
茎 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
蒸散 | 28㎤ | 21㎤ | 9㎤ | 2㎤ |
茎が2㎤とわかり、表は7㎤とわかり、裏が19㎤と分かります。
6.学習のすすめ
♦基礎を固めたい場合♦
①デイリーステップ【1】を解いてデイリーチェックの複数を行いましょう。
②確認問題【1】【2】【4】を解きましょう
③ポイントチェックを解きましょう。
◆挑戦したい場合♦
①デイリーステップ【1】を解いてデイリーチェックの複数を行いましょう。
②確認問題【8】【10】【12】を解きましょう
③発展【1】を解きましょう。
④ポイントチェックを解きましょう。
⑤コアプラスと理科資料の関連項目を見ましょう。
まとめ
光合成、蒸散など、覚えておくことはたくさんありますが、これらを用いて、比較対象実験の理解が大切です。どの条件が同じで、どの条件が違うのか、をきちんと整理しながら解くようにしましょう!
実験の各手順には意味がありますよ!意味を理解しておけば手順も分かるようになります!!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
下記に他の動画解説のページもありますので、紹介させてください。
参考になるとうれしいです。
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