理科の動画「溶解度①」を見ました。
砂糖や塩を溶かしたことはありますよね、どれくらい溶けるか、を学ぶ単元です。水の量、温度、によって溶ける物質ごとにどれくらい溶けるか決まってくるので、表を読み取って、比を使って解き進めるようにしましょう。溶け残ったらろ過したりしますよ、温度を下げても再結晶して出てきたりしますよね、このあたりは是非とも体験しておきたいですね。
飽和水溶液、ってどこでも同じ濃さなんですよー
構成
1.コアプラス
2.デイリーチェック
3.テーマの解説
4.理科の図鑑
5.学習のすすめ
1.コアプラス
夏の大三角です、Aがデネブ、Bがベガ(おりひめ)、Cがアルタイル(ひこ星)です。アルタイルをABの線対称でひっくり返した方角が北で北極星があります。さそり座は低いところで見えます。青白い星はリゲルです。冬でも春や夏の星座は見えます、方角・時間を確認しましょう。星座早見表も横になっていても、北極星と天頂から考えると方向が分かります。動画で確認しておきましょう、分かりやすく説明がありますよ。
2.デイリーチェック
1⃣
水酸化ナトリウム水溶液と亜鉛の反応ですが、薄いと反応しません。緑の中性になるところより左側が青になります。右側が黄色になります。溶けているものは、中和反応すると食塩ができますが、水酸化ナトリウム水溶液が余っているなら、固体として、食塩と水酸化ナトリウムが出てきます。塩酸は塩化水素が溶けているので、余って蒸発させても固体として残りません。アルミは、水酸化ナトリウム水溶液にも塩酸にも溶けますが、スチールウールは塩酸にしか溶けません。
2⃣
反応速度は表面積に関係します。最初は濃度が濃いから激しく反応します。
3⃣
高潮は海水面が上昇することです、台風などの上昇気流が原因です。
3.テーマの解説
・溶解度計算
→水100gあたりに、どれくらい解けるか、が溶解度です。条件をしっかりと確認して解きます。
・混合物や水溶液から物質を取り出す(ろ過、水を蒸発させる、蒸留)
→取り出し方の違いを確認します。実験道具の使い方も確認します。
ポイント①ー1 溶解度とは
溶解度は、100gの水に溶ける限界量、のことです。食塩とホウ酸の溶ける量で考えてみます。ホウ酸は水温を上げるとすごく溶けます。食塩は低温でもたくさん解けますが、高温にしても解ける量はあまり変わりません。限界まで溶かした状態を、飽和、と言います。
ポイント①ー2 水溶液の性質
食塩は水に溶けているのを確認するには、重さをはかる、水を蒸発させる、などを説明できるようにしておきましょう。見た目は透明です、無色でなくても透明なものを水溶液と言います。溶け残りが出てきたとき、水面付近と溶け残り付近の水溶液を取って濃さを比べてみても同じです。飽和水溶液ならば、どこでも濃さは同じです。
ポイント①ー3 ろ過の方法
溶け残りのある水溶液から、溶け残りを取るのに、ろ過、を使用します。ろうととろ紙、ガラス棒です、ろ紙はろうとより小さめを使います。溶け残りはろ紙に残ります。ろうとをビーカーの横に着けます、これはろ過を早く液を垂らすためです。ろ過した前後も濃さは同じです、飽和水溶液のままです。ろ紙は4つ折りにして使います、ろ紙を広げると、片側だけに溶け残りが付きますよ。
ポイント②ー1 溶解度の計算~水温を下げる場合~
80°Cの水100gにホウ酸を溶けるだけ溶かした状態から、水温を下げていく例題の説明があります。溶けるだけ溶かした時、23.5g溶けます。60°Cだと14.9gしか溶けないので、8.6gが出てくる、となります。温度を下げるとどんどん出てきます。動画ではグラフにした説明があります、グラフからどれくらい出てくるかも読み取れるようにしましょう。飽和水溶液でも温度が違うと濃さが変わってきます。ミョウバンの大きな結晶を作るには、ゆっくりと温度を下げることが必要です。食塩で結晶を取り出すのは、温度が変わってもあまり溶け残りが出てこないので、上手く結晶化できません。
ポイント②ー2 溶解度の計算~水の量を変化させる場合~
食塩の問題です。80°Cの水100gに食塩をを溶けるだけ溶かした状態から、水を蒸発させる例題の説明です。飽和水溶液なら、20gにとけていた分が出てくるので計算が楽になります。
次は、60°Cの水200gにホウ酸を10g溶かした時の問題です、あと何g溶けるか、何℃まで冷やすとホウ酸の結晶が出てくるか、の問題です。飽和水溶液になっていない問題です。
最後は、0°Cの水50gにホウ酸を3.5g溶かしたら溶け残りが出た、この溶け残りを溶かすためには0℃の水をあと何g加えればよいか、という問題です。溶け残りが何g出たか考えます、その溶け残りを溶かすのに0℃の水が何g必要か、を求めます。別解では、ホウ酸3.5g溶かすためには何gの水が必要か、から求めます。
ポイント③ 蒸留
蒸留はテキストの図を確認しましょう。食塩水を加熱すると、蒸発した気体ををガラス管の中に冷やして入れると水ができます、蒸留水、と言います。アルコール水で同じ様にすると、濃いアルコール水が出てきます。それは、アルコールが水より沸点が低いので、あるアルコールが集められて、冷やされたからです。同じ様な原理で石油ができます、蒸留でいろいろ取り分けて石油ができます。理科資料p.211など参考にしてみましょう。
4.理科の図鑑
カエルです、ヒキガエル見たことありますか?足がアマガエルより大きいです。皮膚から毒を出しますので気をつけましょう。大きなウシガエルなどはヘビを食べることがあります。上に載っているカエルはオスです、下にいるのがメスです。卵の数は生存率が低いと多くなります。カエルの卵も細胞分裂して成長します。オタマジャクシはえらが外に出ています。カエルになるとえら呼吸から肺呼吸と皮膚呼吸をします。後ろ足、前足、尾が短くなる、という順でオタマジャクシからカエルになります。カエルは横隔膜が無いので、のどを使って肺を動かして呼吸しています。カエルは仮死状態で冬眠します。ゴキブリを冷やして動かなくさせる殺虫剤もあります。モリアオガエルは木に泡を作って卵を産みます、乾燥させない為ですね。
まとめ
溶ける量をグラフから読み取りますが、比を上手く使って効率よく解けるようにしたいですね。実験器具などは早々に覚えてしまいましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
下記に他の動画解説のページもありますので、紹介させてください。
参考になるとうれしいです。
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