理科の動画「燃焼」を見ました。
燃やして酸化させます、二酸化炭素ができるのか、水が出来るのか、など、化学的な学習になります。小学生には原子や分子などハードは高いでしょうか。とはいえ、グラフを用いたり、比を駆使したりと算数的な要素も多く、覚えることも少な目なので、点数をしっかりとれるようにしましょう!
化学にも興味をもってほしい!
動画を見る前にしておくこと
「科学の図鑑」と「科学の眼」を読んで、「クロスワードパズル」を解きましょう
◆基礎を固めたい場合◆
①デイリーステップ【2】~【6】を解きましょう
②デーマ【1】~【3】を読みましょう
③確認問題【5】【7】【11】を解きましょう
◆さらに挑戦したい場合◆
①確認問題【12】を解きましょう
構成
1.知識力総合確認テスト・デイリーチェック
2.今回のポイント
3.確認問題(確認5,7,11)
4.発展問題(確認12)
5.今回のまとめ
6.学習のすすめ
1.知識力総合確認テスト・デイリーチェック
コアプラス
(1)燃える条件を確認しましょう。
燃焼の条件 消火の方法
・燃えるものがあること → ・燃えるものをなくす
・酸素が十分にあること → ・酸素を不足させる
・発火点以上の温度であること → ・発火点より温度を下げる
(2)~(5)ろうそくが燃えているのは、ろうが気体になって燃えています、ふきとばすと気体のろうがなくなって消えてしまいます。気体のろうは見えません。
部分 | 主な物質 | 特徴 |
---|---|---|
外炎 | 二酸化炭素 水蒸気 | 最も高温(約1400度) ほとんど見えない |
内炎 | 炭素 (すす) | すすが熱せられて輝き、最も明るい(約500度) |
炎心 | 気体のろう | 最も低温(約300度)、明るさは暗い |
(9)(10)蒸し焼き、乾留(かんりゅう)です。
Aは木酢液で酸性の液体です。Bは木炭で真っ黒な固体です、炎をあげずに赤く光りながら燃えます。木ガスは火を近づけると炎を上げて燃えます、可燃性の気体が含まれています。木タール(黒褐色の液体)です、試験管の口は下げます。液体の物質が炎の部分にたまると、急に冷やされて試験管が割れてしまう可能性があるので、液体に火がが当たらないようにするために、試験管の口を下げます。木酢液、木炭、木タールです。くわしくはテーマ2に書いていますね。
デイリーチェック
1⃣
(4)木の鏡像を書いて、目から木の鏡像上下に線を引き、光の道筋を作図します。相似を見つけます、5:1の相似が見つかります。(5)反射光のずれる角度は鏡の回転の2倍です。
2⃣
(1)(2)(3)合わせ鏡の作図です、方眼を上手く使いましょう。鏡と90度の線(法線)を書いて、折り返すことで反射する光の道筋を求めていきます。360°÷合わせ鏡の角度-1、が鏡像の数です。今回は90度なので、合わせ鏡で3つ見えます。線対称の位置に注意して作図を進めましょう。
2.今回のポイント
物質の分類
原子や分子について簡単に習います。
単体 | 化合物 | |
---|---|---|
粒の種類 | 1種類 | 2種類以上 |
粒の様子(例) | 酸素、鉄 | 水、二酸化炭素 |
代表的な物質 | 酸素・水素・窒素 鉄・銅など | 水・二酸化炭素・塩化水素 食塩・酸化鉄など |
炭素と水素を含む物
ろう、紙、油、プラスチック、アルコール、布、肉など
⇒燃焼して酸素を結びつき(水)と(二酸化炭素)ができます。
単体の燃焼
下記は覚えておきましょう!
※鉄・銅・マグネシウムなどの金属の燃焼では二酸化炭素や水が発生しません!
化合物の燃焼
こちらも覚えておきましょう!
メタン + 酸素 → 二酸化炭素 + 水
3.確認問題(確認5,7,11)
確認【5】
ろうそくの燃焼やスチールウールの燃焼の問題です。空気中の気体の割合を理解しましょう。空気中には、窒素が5分の4くらい、酸素が5分の1くらいです。問題の記号がどれが何なのか、を考えます。火が消えるのは、酸素の量、を見ます。酸素が少なくなるとある程度残っていても火は消えます。二酸化炭素の量は関係ないです。ろうそくの燃焼では、酸素が減少して二酸化炭素が増加します。スチールウールの燃焼では、酸素が減少しても二酸化炭素は発生しません。
確認【7】
金属の燃焼の計算問題です。銅と酸素、マグネシウムと酸素が反応します、グラフから、キリのいい数字を読み取って、反応する比を使って考えます。グラフから下記を読み取れます。
銅 4g + 酸素 1g → 酸化銅 5g
マグネシウム 3g + 酸素 2g → 酸化マグネシウム 5g
(3)酸素を同じ量2gにしてみると、3:8と分かります。(4)反応前と反応後の差2gに着目します、この2gは結びついた酸素ですので、結びついた銅は8g、と分かります。問われているのはまだ銅のものなので13-8で5g、となります。(5)つるかめ算をします。単位量あたりにそろえる、のが算数との違いです。銅1gで酸化銅は4分の5g、マグネシウム1gで酸化マグネシウムが3分の5gとなります。これと、銅とマグネシウム全体で13.5g、を使います。これで面積図を書いて考えてみましょう。
確認【11】
乾留です、新しい空気を送らずに割り箸を加熱します。木炭、木酢液、木タール、木ガスが出てきます。試験管の口は液体が過熱している部分に溜まってしまい、急に冷やされて試験管が割れてしまうことを防ぎます。(4)木炭とスチールウールも固体のまま燃焼します、炎を出さずに赤く光りながら燃えます。
(7)鉄はそのままでは燃焼できませんが、スチールウールは、表面は酸素と結びつくことが出来ます。(鉄との違いです!)
4.発展問題(確認12)
確認【12】
特殊な実験をしています。鉄、鉄の黒さび、鉄の赤さびの違いを理解しましょう。燃焼ビンの中でスチールウールが燃えると、中の酸素が使われ、ビンの内部の気圧が下がり、水面が上昇します。
鉄 | 鉄の黒サビ | 鉄の赤さび (酸素だけでなく水が必要) | |
---|---|---|---|
様子 | 光沢があり、灰白色 弾力があり曲がる | 光沢が無く黒色 もろく崩れやすい | 光沢が無く、赤褐色 内部までボロボロにする |
電流 | 良く通す | 非常に通しにくい | 非常に通しにくい |
磁石 | つく | つく | つかない |
5.今回のまとめ
金属の燃焼(計算)ができるようにしましょう、5問解いてみましょう。銅の粒だと、銅紛と違って、酸化銅にならないのが出てきます。
燃焼の燃焼の計算
4gの銅粉を十分に加熱すると5gになり、3gのマグネシウム粉を十分に加熱すると5gになった。
(1)6gの銅粉を十分に加熱すると□gになる。
(2)□gのマグネシウム粉を十分に加熱すると、12.5gになる。
(3)6.4gの銅の粒を加熱すると7.6gになった。これは酸化銅になっていない銅は□gです。
(4)8.4gの銅分と□gのマグネシウム粉を混ぜ、十分に加熱すると18gになる。
下記は答えです、問題を解いてから確認しましょう。
(1)酸化銅は、4:1:5の関係です。酸化マグネシウムは3:2:5です。6×4分の5倍=7.5gです。
(2)12.5×5分の3で7.5gと求まります。
(3)差に注目します。結びついた酸素は7.6-6.4=1.2gでこれが結びついた酸素です。結びついた銅は、12×4=4.8gと求まります、最初の量から引くと、6.4-4.8=1.6g となります。
(4)8.4gの銅をすべて酸化した場合とします、8.4×4分の5=10.5gでこれが酸化銅の量です。酸化マグネシウムは18-10.5=7.5gです。これをマグネシウムに戻すので、7.5×5分の3=4.5g、となります。
6.学習のすすめ
♦基礎を固めたい場合♦
①デイリーステップ【1】を解いてデイリーチェックの複数を行いましょう。
②確認問題【1】~【4】【6】【8】~【10】を解きましょう
③ポイントチェックを解きましょう。
◆挑戦したい場合♦
①デイリーステップ【1】を解いてデイリーチェックの複数を行いましょう。
②確認問題【1】~【4】【6】【8】~【10】を解きましょう
③発展【1】~【3】を解きましょう。
④ポイントチェックを解きましょう。
⑤コアプラスと理科資料の関連項目を見ましょう。
まとめ
計算さえ理解すれば、得点源になる問題ばかりですね、と先生がコメントされています。確かに、その通りなのですが、なかなか難しいですね、理系教科なので、つるかめ算、比例の計算など算数要素が沢山です。好き嫌いせずに臨んでほしいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
下記に他の動画解説のページもありますので、紹介させてください。
参考になるとうれしいです。
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