サピックス 授業動画 理科6年生 630-25 気象

サピックス

理科の動画「気象」を見ました。

天気予報をテレビで見ることも減ったかもしれませんが、台風情報や西高東低とか、気団の話や各種前線など、いろいろ言葉が出てくるので、テレビでも勉強になりますね。日本独自の気象もしっかり覚えましょう。

おかし
おかし

身近な天気から気候まで、四季折々の日本の天気を楽しんで覚えてほしいですね。

  

〜基礎編〜

動画を見る前にしておくこと

①理科コアプラス確認テスト(別紙)を3分前後で実施し、採点しましょう。
②デイリーチェックを8分前後で実施し、採点しましょう。

コアプラスの解説

気象の再徹底です。大潮とは半月に一度程あります。
毎日の潮の満ち干で考えます。1日に満潮と干潮が、2回ずつきます。これは月と地球にある起潮力によります。起潮力、は覚えなくて良いですよ。
同じ様に太陽と地球にも起潮力が発生しますが、月ほどではありません。しかし、月と太陽で両方で起潮力が合わさった時(新月や満月)が、大潮です、干満の差が大きいです。逆に起潮力が重ならない時(上弦の月や下弦の月)は、小潮になります、干満の差は小さいです。

金星の問題は公転図を書いてしっかり解ける様にしましょう。地球の位置が違っても宵の明星の位置がわかるようにしましょう。

デイリーチェックの解説

熱の復習になります。水の状態変化のグラフをうまく読み取りましょう。水だけの状態時に1分間で加えられているカロリーを計算できますよね。金属の温まり方は、水に換算して考えます。生物の比較実験ではしっかりグラフを読み取りましょう。

テーマの解説

テーマ【1】気圧、前線

高気圧は、空気の密度が高いため、北半球では時計回りに風が吹き出し、下降気流が発生します。低気圧では、空気密度が低いため、北半球では反時計回りに風が吹き込み、上昇気流が発生します。この場合、上昇した空気は、上空で露点が下がり雲が出来やすくなります。

前線と温帯低気圧です。低気圧には反時計回りに空気が吹き込みますが、北からの寒い空気の寒気団と南からの暖かい空気の暖気団の境目が前線となります。
温暖前線は、暖かい空気が冷たい空気を追いかけ、寒冷前線は冷たい空気が暖かい空気を追いかけた時にできる前線です。
温暖前線では、暖かい空気が冷たい空気の上になり、乱層雲ができ、長い間、穏やかな雨が降ります寒冷前線では、冷たい空気が暖かい空気の下に急に入り、暖かい空気が急に上昇し、積乱雲ができ、短い時間に激しい雨が降ります
梅雨前線は、停滞前線です。寒気団と暖気団がせめぎ合っている状態です。

熱帯低気圧は台風です。台風は、域内の最大風速がおよそ17m/秒で以上の熱帯低気圧のことです。中心気圧は、hPa(ヘクトパスカル)です。台風の進路を予想した天気図などは、テレビで見ておきたいですね。強風域は15m/秒以上、暴風域は25m/秒以上です。台風は偏西風の影響で東に流れます。台風は、強風域の広さで、大型、超大型、と大きさの区別があります。台風の強さは、強い、非常に強い、猛烈な、と段階があります。


台風は北上するにつれて勢力が弱くなります。台風は暖かい海水からの蒸発した水蒸気が元となるエネルギーなので、海水温度が下がると勢力が弱まります。上陸すると海水からの水蒸気量も減るので、さらに弱まります。陸地との摩擦でも勢力か落ちます。台風の風向きの変化も動画では詳しく説明ありますよ。

〜標準編〜

確認問題の解説

確認【5】

台風についてです。
水が水蒸気になる時に、周りから熱を奪う気化熱、という効果がありますが、台風のエネルギーになるのは、水蒸気から水になる時に周りに凝固熱を放出する効果がエネルギーになっています
熱帯低気圧と温帯低気圧の違いは、温帯低気圧は前線を伴う点です。東側に温暖前線、西側に寒冷前線があります。台風は高潮になります。高潮は、低気圧による海水面の吸い上げ効果と、風によって海水面が高くなる吹き寄せ効果、によって起こります。
貿易風は、東から西に吹きます、知らなくても周りの文章から分かる問題でした。
台風が衰える理由は、北に行くと水蒸気が供給されにくくなるため、上陸すると摩擦が多くなるため、などです。

確認【6】

湿度の計算の問題です。
湿度の計算は割り切れないので、問題文をよく読んで小数第何位までかをキチンと計算しましょう。気温何度で飽和水蒸気量がいくらか、いま空気中の水蒸気に何gあるか、読み取りながら解き進めます。CとDを混ぜると、体積が2㎥なので注意が必要です。水滴が出てくる温度を露点と言います。

確認【8】

雲の判別の問題です。
雲ができる位置、形、などで使われる漢字が決まるので、推測しながら解いていきます。
高層
巻雲はすじ雲、巻積雲はうろこ雲、巻層雲はうす雲
中層
高積雲はひつじ雲、高層雲はおぼろ雲、乱層雲は雨雲
下層
層積雲はうね雲、層雲はきり雲、積雲はわた雲、積乱雲は入道雲

確認【9】

温帯低気圧と前線の問題です。
前線は進行方向に記号を描きます。寒冷前線が通り過ぎると温度が急激に下がります。寒冷前線の少し後ろで雨が降ります。温暖前線は前線の少し前で雨が降ります。動画では、寒冷前線の積乱雲、温暖前線では巻雲、巻層雲、高積雲、高層雲、乱層雲、を図解で説明して頂いています

〜発展編〜

発展問題の解説

発展【1】

地球全体の大気の循環を考察するような難易度の高い問題ですが、きちんと問題を読み解きましょう。
窒素やオゾン、などの言葉は覚えておきましょう。太陽高度が低いと、同じ面積当たりからもらうエネルギーが少ないです。大気中を長い距離を通過していると、太陽からもらうエネルギーが少なくなります。北極や赤道での気圧を考えて解きます。

発展【2】

雨量計の計算問題です。円柱の体積などを求めます。直径が6分の1なら、底面積は36分の1になります。雨水の体積など、とても大きな数の計算になりますが、きちんと式を書いて計算していけば、そんなに難しい問題ではないですよ。

まとめ

台風の季節には、テレビの天気予報で詳しく説明有るので時間あるときに見ておきたいですよね。気象の計算問題は大きな数値になりますが、難易度は高くないので丁寧に解きましょう。

   

最後まで読んで頂きありがとうございました。
下記に他の動画解説のページもありますので、紹介させてください。
参考になるとうれしいです。

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