サピックス 授業動画 理科6年生 630-19 溶解度

サピックス

理科の動画「溶解度」を見ました。

基本的には比を用いて、溶質:水:水溶液:飽和水溶液、の関係を元にして、水温が違う場合を考えて解いていきます。表の読み取りや、問題文の理解、など、簡単な部分では点を落としたくないですね。

おかし
おかし

計算間違いしたくない!頑張りましょう!!

   

動画を見る前にしておくこと

「科学の図鑑」と「科学の眼」を読んで、「クロスワードパズル」を解きましょう

◆基礎を固めたい場合◆

①デイリーステップ【2】~【6】を解きましょう
②デーマ【1】【2】を読みましょう
③確認問題【4】【7】【12】を解きましょう

◆さらに挑戦したい場合◆

①発展【3】を解きましょう

構成

1.コアプラス・デイリーチェック
2.今回のポイント
3.確認問題(確認4,7,12)
4.発展問題(発展3)
5.今回のまとめ
6.学習のすすめ

1.コアプラステスト・デイリーチェック

コアプラス

生物の内容です、(8)(9)が難しい問題でした。(8)ではでんぷんが分解されます。

デイリーチェック

全体的に高得点が取れる問題でした。

1⃣
(3)午後9時の天気です、日本の天気は偏西風の影響で、西から東に変わります。午後2時は大阪より西の地域で雨が降っている、と考えます。

2⃣
(1)夏と冬の気圧配置について確認します。冬は西高東低です、および、等圧線が南北に多くなります。夏は南東に小笠原気団があります、高気圧があります。(2)気圧の差が大きいほど強い風が増えます、等圧線が狭い時、気圧の差が大きいです、等圧線の間隔が狭いのは冬になります。

2.今回のポイント

水溶液の性質

下記赤字を覚えておきましょう!

・(透明)である
・全体の濃さが(均一)である
・重さは(水と溶質の重さ)の和である

水に溶質をたくさん溶かす方法

・(水温を上げる
・(水の量を増やす

水に溶質を短い時間で溶かす方法

・(水温を上げる
・(細かく砕く
・(かき混ぜる

濃さの計算

下記問いを解いてみましょう。
(問)水150gに食塩30gをすべて溶かした時の濃さ(%)(小数第2位を四捨五入)

(解答)小数点には気をつけましょう。

3.確認問題(確認4,7,12)

確認【4】

グラフから読み取って溶解度を求めていきます。溶け残りについて、間違えないようにしましょう。(1)水100g40℃では溶解度60g、とわかります。水150gなので、90gまで解けるうち、43g溶かしているので、差47g溶かすことができます。(2)冷やして出てくる量を考えます。水100gの場合、110-60=50gの結晶が出てきますが、これの1.2倍なので、60gの結晶が出てきます。(3)飽和水溶液は何gでも、濃さは同じです。①はグラフの水100gで計算していきます。下記で解けます。

飽和水溶液から水を蒸発させた時の結晶の量を求めます、この手順をパターンとして、下記の手法で求めましょう。

(4)①物質A,Bを冷やします。水100gなので、グラフの数字をそのまま使いましょう。Aは60-20=40gの結晶が出てきます。Bは40-30=10gの結晶が出てきます。②グラフで、40gのところから横に線を引き、物質AとBの線と交わる部分、として考えます。③問題は水200gなので、水100gに直して考えると、横線を引くのは30gから引きます。

確認【7】

水溶液の量なのか、水の量なのか、比を用いて解いていきます。計算が煩雑になりますが、式まで出来ているのに、計算間違いはもったいないので、気を付けましょう!小数第何位までか、、、、問題文をきちんと読んでおきましょうね。
途中で四捨五入すると回答が変わる場合などあるので、最後に四捨五入するようにしましょう、と注意してくれていますよ。

(1)~(4)までは身につけておきましょう。(2)5倍に薄めるには、水溶液の量を5倍にします。表から、初めに1倍分があるので、残りの4倍を掛けます、つまり、(50+2.5)×4=210g、となります。(3)60℃の水100gでは15g溶けます、今回は50g蒸発させたので、7.5gの溶け残りが発生します。(4)間違いやすい問題です。24-9=15gとすると、間違いになります。問題文では、「80℃の水に溶かせるだけ溶かして100gのホウ酸水を作りました」とあります。これは水100g、ホウ酸24g、なので、ホウ酸水124gでそのときに15g出てきます。つまり、ホウ酸水が×100÷124、になっていますので、出てくる量も×100÷124をします。小数点の計算より、12.1gとなります。この問題も手順をしっかりと確認しましょう。

(5)計算が難しい問題です、粘り強く計算を進めましょう。ホウ酸水の濃さを求めます。18gの結晶ができた、とあるので、60℃に冷やした時の水溶液の量は1000-18=982gとわかり、これは60℃での飽和水溶液、となります。

はじめにホウ酸がいくら溶けていたか、を出すことを目標に解き進めましょう。

補足

(5)で、128.08・・・+18=146.08・・・・を四捨五入して146.1gと求めています。

これは最後に÷1000×100することがあらかじめわかっており、四捨五入しても解答が変わらない為です。

途中で四捨五入することで、解答が変わる場合は、解答が変わるかどうか分からない場合は、途中で四捨五入するのではなく、最後に四捨五入するようにしましょう。

確認【12】

(1)~(4)は解けるようにしましょう。
(2)すべて40℃にします、まずは、それぞれの水溶液が飽和しているかどうかを確認しましょう。A,B,Cそれぞれで、飽和しているか、まだ溶けるか、をまとめておきます。基本的には割合で解きます。

(3)①飽和水溶液の濃度を求めます。水溶液全体は104.9g、解けているホウ酸は4.9g、これより、4.67… →4.7%、となります。②水を50g蒸発させています、ホウ酸は4.9g溶けている状態で、これを冷やします。溶解度の表は水100g当たりなので、注意しましょう、水100g、ホウ酸9.8g、で考えます。グラフから、40~60℃の間、とわかります。(4)飽和水溶液100gになっていることに注意が必要です。

(5)以降は難易度が高いです、基礎を理解してから取り組むようにしましょう。
(5)ホウ酸、食塩でそれぞれ何gでるのか、出ないのか、を一つずつ出して解き進めます。(6)では溶け残る遷移を記載していき、どの温度で何が何g溶け残ってくるのか、を考えます。動画では丁寧にご説明頂いておりますので、確認してみましょう。

4.発展問題(発展3)

発展【3】

硫酸銅の問題になります、水分の違いで、青色と、白色で、結晶の色が変わります。よく入試で出る問題なので、ここできちんと押さえておきましょう。算数のように、比を合わせる作業が出てきます。
(1)125×36÷100、で45gとわかります。青色:白色:水=100:64:36=25:16:9、です、この割合を使って解いていきます。(2)線分図を書いて考えています。

青色と白色で考え方が変わりますが、動画でしっかりと確認しておきましょう!

5.今回のまとめ

動画では問題を4つ用意してあります、今まで問題のおさらい、となるので、全問解けるようにしたいですね。

水温(℃)020406080100
ホウ酸(g)359152438

(問)割り切れない場合、小数第2位を四捨五入すること
①20℃の水200gに解かせるホウ酸の限度の量
②20℃の飽和水溶液200gに溶けているホウ酸の量
③60℃のホウ酸の飽和水溶液100gを20℃に冷やした時に出てくる結晶の量
④60℃のホウ酸の飽和水溶液100gを温度を保ったまま水を50g蒸発させた時に出てくる結晶の量。

(解答)4つとも大切な部分ですので、しっかりと理解しておきましょう

6.学習のすすめ

♦基礎を固めたい場合♦

①デイリーステップ【1】を解いてデイリーチェックの複数を行いましょう。
②確認問題【1】【2】【3】【5】【6】【8】【9】【10】【11】を解きましょう
③ポイントチェックを解きましょう。

◆挑戦したい場合♦

①デイリーステップ【1】を解いてデイリーチェックの複数を行いましょう。
②確認問題【1】【2】【3】【5】【6】【8】【9】【10】【11】を解きましょう
③発展【1】【2】を解きましょう。
④ポイントチェックを解きましょう。
⑤コアプラスと理科資料の関連項目を見ましょう。

まとめ

溶解度の問題はグラフなどから読み取ることが多いです、でも比を用いた考え方などは、ある程度の決まった解法があるので、しっかりと理解しておきましょう。また、小数点の計算になるので、算数力が必要になります、、、計算間違いしないようにしたいです。

  

最後まで読んで頂きありがとうございました。
下記に他の動画解説のページもありますので、紹介させてください。
参考になるとうれしいです。

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